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思わず自転車に乗りたくなる映画10選!

Bikers commute to their jobs on the 16th Annual Bike to Work Day, which promotes biking as a lifestyle choice. The East Bay Bicycle Coalition setup more than 100 energy stations throughout Alameda and Contra Costa counties. According to coalition program director Dave Campbell, attendance has doubled over the last three years and the celebration now takes up a full month, including Bike to the Market Day and an outdoor bike-in movie nights with a pedal-powered projector. ©Photos by Tim Wagner http://www.twagnerimages.com

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これから自転車の秋、そして映画の秋がやってきますね。そこで、地元のTSUTAYAに置いてある「巨乳ドラゴン」を借りようか迷っている映画マイスターのぼく(Kent)が、見た後すぐに自転車に乗りたくなっちゃうような映画を10作品ご紹介します。

「自転車と生活」
「自転車と夢」
「自転車と仕事」

など、人それぞれ全く違う自転車への考え方、視点があるのだなと思わせてくれる作品の数々となっております。今回これから紹介する映画を観た後に、サドルにまたがって走り出したくなる感情がどれほど上昇するか、5段階評価で表しました。

この記事で紹介する映画は以下の10本。

1.魔女の宅急便
2.茄子 アンダルシアの夏
3.E.T
4.メッセンジャー
5.ヤング・ゼネレーション
6.プレミアム・ラッシュ
7.劇場版 弱虫ペダル
8.The Program
9.南風
10.HILL CLIMB GIRL

では、詳細や見どころをご紹介します!

1.私、この街が好きです「魔女の宅急便」


魔女の宅急便 [DVD]

サドルまたがりたい度 ★★☆☆☆

魔女の宅急便といえば、ジブリの不朽の名作の一つですが、その中に自転車がキーアイテムとなる名シーンがあります。物語の中盤、空を飛ぶことに憧れをもっているトンボという少年と、仕事のトラブルなどで自信を失いかけた魔法使いのキキが、不時着した飛行船を見にトンボたちの制作したプロペラ式自転車に乗って出かけます。

ペダルの漕ぎだしの重さやスピードに乗ってからの軽やかさなど、非常に細やかな表現で走行シーンは描かれておりますし、夢中で駆け抜けていく2人のワクワク感と不安が風に乗って走り抜けていくとても良いシーンです。このシーンを見た後、意味もなく全速力で自転車を漕ぎたくなりますよ。そして、トンボの夢は、胸が希望でいっぱいになるラストシーンへとつながっていくのです。

また、もしこの映画を観た後にあなたがサドルにまたがったら、あなたのサイクリングはこんな感じになっていくだろうと私が感じたことをリストアップしておきました。この中の一つでもあてはまったら、あなたはかなりの自転車野郎ですね。(参考価格:税込5,460円)

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・サイクリングのことを「訓練」とか言い始める
・急カーブは全速力で体を傾ければ、いけるんじゃねぇかと思う(※危険です)
・もしかしたら車を飛び越えるとか、いけるんじゃねぇかと思う(※危険です)
・崖から自転車で飛んで着地とか、いけるんじゃねぇかと思う(※危険です)

2.もっと遠くへ・・・「茄子 アンダルシアの夏」


茄子 アンダルシアの夏

サドルまたがりたい度 ★★★★☆

自転車ロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」を通して、生まれ育ったアンダルシアから抜け出したいと思いペダルを必死に漕ぐロードレーサーのペペと、彼を応援する家族や地元の人々とのつながりを描いた作品です。

この作品では、自転車がプロスポーツの一つとして捉えられています。絶対に勝たなくてはいけないプレッシャーやスポンサーとの関係など、プロとして戦わなければならないものを感じることができますし、移動の手段として自転車を利用している一般の人にとっても、迫力のあるレースシーンは見ものです。

ゴールまでのラストスパート、ペペが限界を超えようとするシーンは、思わず「いけーーーーーっ!!!!!!」と叫びたくなりますよ。個人的に好きなのは、お兄さんのアンドレとペペが自転車でアンダルシアの道を走るシーンです。ロードレーサーの夢を弟に譲った兄と、その夢を追いかけ続ける弟。遥か彼方に夢を感じて、ペダルを漕いで行く男の覚悟がうかがえます。(参考価格:税込1,679円)

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・自転車に乗りながらの独り言が増える
・水分補給の仕方がワイルドになる
・自転車にデジタルの温度計をつける
・「ちょっと乳酸抜いてくるわ」が口癖になる
・ちょっとした坂道を「峠」とか言い出す

こいつは、かなりの自転車野郎ですね。ツール・ド・フランスも夢じゃない可能性が高いかもしれない予感がします。

3.まあ絶対これは選ぶよね ? 「E.T」


E.T. [Blu-ray]

サドルにまたがりたい度 ★★★★★

「映画」と「自転車」、この2つのキーワードを思い浮かべたら、まず出てくるのはE.Tのあのシーンと、

「テーテーテレテレテーテー テーテーテレテレテーテー テーテーテレレレレー テレレレレレレー」

というあまりにも有名なBGMですよね。

それほどたくさんの人々に今なお愛されている超有名作。しかし、わたくしKentは映画マイスターを名乗っているくせに、このめちゃくちゃベタ有名な作品を見たことがありませんでした。今回が初「いーてぃーふぉんほー」(E.T, phone, homeのこと)でした。

映画全体はまさにSFの王道というようなストーリーで、ラストシーンは綺麗な涙が流れてきます。心で通い合い友情を深めたE.Tと主人公のエリオットたちが、E.Tを研究対象として捕獲しようとする大人たちの手から逃れるために、E.Tを元の惑星に戻そうと奮闘します。

そして、かの有名な自転車で空を飛ぶシーンが出てくるわけです。あそこまで純粋にワクワクさせてくれるシーンというのは、作ろうとしてもなかなか作れないのではないかと思います。誰もが主人公のエリオットと同じくらいの歳に戻って、エリオットと同じ興奮を分かち合える非常にいいシーンです。(参考価格:税込1,320円)そして、全体を通して映画音楽が素晴らしい。

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・ハンドルを2本指で持とうとしてみる
・ママチャリばっか乗る
・地声を1オクターブ高くしてみる
・満月の夜を狙って奥多摩あたりに出かける
・ジーンズ以外のボトムズで自転車は邪道だと言い始める

4.ありがとうを、届けるために。「メッセンジャー」


メッセンジャー [DVD]

サドルまたがりたい度 ★★★☆☆

もともとアパレル会社をとりもちとってもセレブな生活を送っていた主人公が、会社の倒産によってオフィス街を駆け抜ける自転車便の従業員に成り下がってしまいます。ジェットコースターのように落ちてしまいましたが、自転車便の仕事のやりがいや楽しさに目覚め、敵対しているバイク便に立ち向かっていくストーリー展開になっております。

個人的には、雨が降ろうが、風が吹こうが来るのが当たり前だと思われている配達の仕事の厳しさを感じました。そして同時に、どんな仕事であってもプロ意識を持ってしっかりと仕事をする人間がいるというメッセージも感じました。自分への戒め、発破をかけたいときには是非この映画を観ていただきたいと思います。あと、真面目に自転車事故に気をつけようと思いました。(参考価格:税込3,178円)

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・常に1分1秒をタイマーで計測したがる
・基本的に道路上の全員を警戒してみちゃう
・自転車便に美人がいるんじゃねえかと期待しちゃう

5.汗と青春の輝き。「ヤング・ゼネレーション」

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ヤング・ゼネレーション [DVD]

サドルにまたがりたい度 ★★★★★

こちらの映画は、Yahoo!映画のレビューでも非常に好評価を得ており、映画批評家としても有名なRHYMESTARの宇多丸さんが「生涯ベスト映画の一つ」を絶賛するほど名作として人気を博している作品です。

あらすじ

インディアナ州ブルーミントンを舞台に、大学へも行かず自分の目的を模索している4人の若者を生き生きと描いた青春映画。イタリアかぶれの主人公と彼が熱中する自転車レースを中心に、家庭の問題、大学生とのトラブル、恋などのエピソードを織り込んだスティーヴ・テシックの脚本(アカデミー受賞)を、ベテランP・イエーツが自然体でさらりと演出。

(出典:allcinema ONLINE

この映画では、自転車に熱中するデイブたち4人の、19歳の葛藤などが克明に、だけど重すぎないちょうど良いテイストで描かれています。正式に認められた大人でもなければ、子供でもない。一番中途半端な19歳という年齢を迎え、将来の自分や自分とは違う道を歩んでいる者への嫉妬などと向き合ったり逃げたりする姿が胸を打ちます。

僕自身、1年間浪人生活を経験しているので、大学に行って遊んでいる人たちに対する思いとかがとても共感できる部分があって、シーンによってはまるで数年前の自分を見ているような感覚になりました。違う自分への憧れや、このまま自分は変われないのではないかという不安。もしかしたらデイブは、わき目もふらずに自転車に熱中することでそんな思いを掻き消していたのかもしれないなと感じました。

ぜひ、一人でも多くの方にこの作品は見ていただきたいと心から思います。(参考価格:税込1,596円)

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・意味もなく修理の本を読みだす
・Googleで、「自転車 高速道路」と検索する
・ヘルメットをかぶった人を見ると無性に追い抜きたくなる

6.メッセンジャーの青年が事件へ巻き込まれていく「プレミアム・ラッシュ」


プレミアム・ラッシュ [Blu-ray]

サドルにまたがりたい度 ★★★★★
ジュラシック・パークの脚本で知られるデヴィッド・コープが監督を務めた話題作。主演はインセプションやダークナイト・ライジングで印象的な演技を披露したジョセフ・ゴードン=レヴィット。大都市マンハッタンでメッセンジャーとして活躍するウィリー仲間からの信頼も厚い凄腕。その最中、一通の封筒の配達を依頼されたことから、自身の身を脅かす危険な事件に巻き込まれていってしまいます。

注目ポイントは何と言ってもその自転車を生かしたアクション。ハイスピードなバイクアクションには手に汗握り、アドレナリンがドバドバ出てきます。自転車版ワイルドスピードといったところでしょうか。おすすめの作品です!(参考価格:税込1,490円)

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・メッセンジャーになる決意をする
・自分が超速いような錯覚に陥る
・エンディングの曲が頭の中でずっとループする
・とりあえず腰にチェーンを巻く

7.ペダルを回します!「劇場版 弱虫ペダル」


劇場版 弱虫ペダル[Blu-ray]

サドルにまたがりたい度 ★★★★★★★★★★
もはや説明不要でしょう。TVアニメ弱虫ペダルの劇場版です。巻島先輩の退部というショッキングな出来事から物語は始まりますが、その出来事が主人公小野田君を奮い立たせます。レース中は相変わらずアブアブ言ったりバキューンポーズが炸裂したりヒメヒメ歌ったりと素晴らしい内容ですが、うるっとくる場面も。個人的には小野田君がついに漫画版と同じマイヨジョーヌモデルへ乗り換えたのがかなり嬉しかったですね。だってこれ、日本に7台しかないんですよ。(参考価格:税込6,233円)

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・アブ!アブアブアブアブアブ!
・ヒーメヒメ!好き好き大好きヒメ!ヒメ!
・キーモっ
・巻ちゃあああああああん!!!!

8.堕ちた英雄 – 「The Program」

(出典:MegaShareNow.com)

ツール・ド・フランスを7連覇した後にドーピングが発覚し、王者の称号を剥奪された元英雄、ランス・アームストロングの半生を追った作品。非常にシリアスな内容で、彼の苦悩と周りを取り巻く人間関係に焦点が当てられています。今ではジャージャー・ビンクス並みに嫌われてしまったアームストロング。彼がドーピングを告白するまでの一部始終が描かれており、ロードレース界の闇を垣間見ることが出来ます。これを観てサドルにまたがろうという気分にはなりませんが、一つの事実だと受け取って歴史を学ぶのもありかもしれません。(参考価格:税込3,174円)

9.サイクリングロードから繋がる物語「南風」


南風 [DVD]

サドルにまたがりたい度 ★★★★☆
台湾の湖「日月潭」としまなみ海道という二つのサイクリングロードはアジアの中で人気の高いスポットではないでしょうか。東京で編集者として働く主人公、風間藍子がモデルを目指す台湾人トントンとサイクリングを通して交流していくストーリーです。見所は美しい観光名所をしっかりとカメラが映し出してくれているところ。まるで自分もその地へ行き、一緒に自転車で走っているかのような感覚に陥ります。多くの市民サイクリストが協力してくれたこともあって、大勢のレーサーが一同に走る映像は圧巻です。

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・無性に旅に出たくなる。
・旅先で誰かと交流をはかりたくなる
・どこまでもペダルを回し続けたくなる

10.坂を登りたくなる!「HILL CLIMB GIRL」

(出典:日本アニメ(ーター)見本市)

サドルにまたがりたい度 ★★★★★
ニコニコ動画を運営するドワンゴとヱヴァンゲリヲンシリーズなどを手掛けるスタジオカラーが共同企画した短編オムニバスアニメーション企画、日本アニメ(ーター)見本市。その中で上映された第二話が自転車を題材とした作品となっております。3Dモデルで全編を制作されているため非常に動きが滑らか。レースシーンもとても迫力があります。主人公のひなこはプロロードレースに憧れる夢見る女子高生で、毎朝、坂の上の学校まで同級生の男子とママチャリで競っています。

ある日、PINARELLOのチームSkyへ在籍するブラッドリー・ウィギンス選手から勝利のヒントを得て、翌朝の競争へ挑む…といった短編作品。実在のチームや人物がそのまま登場するのに加え、パーツの一つ一つまで作り込まれているためアニメファン、自転車ファンどちらの層でも楽しめる内容となっております。

問題はこちらの上映及び配信が既に終了してしまったこと。Blu-Rayなどの発売があればよいのですが、今のところそのような動きはありません。しかしきっと、いずれ観ることができる機会は訪れると思いますので、興味の湧いた方はWebをチェックしておきましょう。

これを観た後のあなたのサイクリングはこうなる

・チームSky信者になる
・ブラッドリー・ウィギンス選手のファンになる
・無性に坂を登りたくなる

終わりに

いかがでしょうか。どれもこれもあなたのタイヤをすり減らすこと間違いなしの10作ですよ。さあ、今年の秋は映画見て、近くの公園にかっ飛ばしにいきましょう。また、もしよろしければ、勇気のないぼくに巨乳ドラゴンの感想を教えてください。

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(TOP画像:Bike East Bay

B!

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