【高野山ヒルクライム攻略】富士ヒル優勝女子が和歌山県の激坂で登りのコツ伝授！【ヒルクライム】【ロードバイク】【女子ローディー】

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ヒルクライムの壁、どう乗り越える？激坂攻略の秘訣を富士ヒル優勝女子が伝授！

ロードバイクの醍醐味の一つ、ヒルクライム。しかし、「坂道はどうも苦手で…」「激坂を前にすると心が折れそうになる」と感じているサイクリストは少なくないのではないでしょうか。特に、つづら折りの続く厳しい登りでは、ペース配分や体の使い方が分からず、脚を使い果たしてしまうことも珍しくありません。

今回はそんな悩みを解決すべく、日本最大級のヒルクライムレース「Mt.富士ヒルクライム」で優勝経験を持つ鈴なり妖怪 鈴さんに、ヒルクライムの聖地・和歌山県の高野山を舞台に、激坂を攻略するためのテクニックを伝授していただきました。初心者からベテランまで、全てのクライマーに役立つヒントが満載です！

舞台は世界遺産・高野山！走りごたえ抜群のヒルクライムコース

今回の挑戦の舞台は、和歌山県にある道の駅「柿の郷くどやま」からスタートし、高野山の中心地である大門を目指す約16kmのコース。序盤は比較的緩やかな勾配が続きますが、中盤に差し掛かると最大勾配10%を超える激坂区間が待ち構えています。

しかし、厳しいだけではありません。歴史ある町並みや豊かな自然、そしてゴールした先には荘厳な寺院が広がる、走りごたえも観光も楽しめる魅力的なルートなのです。

【攻略の秘訣①】序盤は「ウォーミングアップ」と心得る

ヒルクライムでやってしまいがちな失敗が、序盤のペースの上げすぎです。高野山ルートも序盤は勾配が緩いため、つい気持ちよく踏んでしまいがち。しかし、ここで脚を使いすぎると、本番の激坂区間で一気に失速してしまいます。

鈴さんからのアドバイスは「序盤はあくまでウォーミングアップ」と考えること。心拍数を上げすぎず、会話ができるくらいのペースで、これから始まる本格的な登りに備えて体を温めていきましょう。

【攻略の秘訣②】激坂は「シッティングとダンシング」で乗り切れ！

コース中盤、いよいよ九十九折の激坂区間が姿を現します。ここをどう乗り切るかが、ヒルクライム成功の鍵を握ります。

１．上半身の力を抜く
苦しくなると、ついハンドルを強く握りしめ、肩に力が入ってしまいがち。しかし、これでは無駄なエネルギーを消耗し、呼吸も浅くなってしまいます。鈴さんは「上半身はリラックスさせて、ペダルに体重を乗せることを意識する」のが重要だと語ります。肘を軽く曲げ、リラックスした状態でペダリングに集中しましょう。

２．「休むダンシング」を覚える
ダンシング（立ち漕ぎ）は、アタックするためだけのものではありません。シッティング（座り漕ぎ）で使っていた筋肉を休ませ、別の筋肉を使うために活用する「休むダンシング」が非常に有効です。勾配が少し緩んだタイミングや、カーブのイン側を抜ける際などにダンシングを織り交ぜることで、脚への負担を分散させることができます。

３．ギアは軽すぎず、少し「踏む」感覚も
一番軽いギアでクルクル回すのも一つの手ですが、時には少し重めのギアを使い、グッと踏み込む感覚も大切です。これにより、リズムが生まれ、失速しそうな場面でも前に進む推進力を得られます。

【攻略の秘訣③】補給と観光で心も満たす

ただひたすらストイックに登るだけがヒルクライムではありません。コースの途中にある「矢立茶屋」で一息つき、名物の「やきもち」でエネルギーを補給するのも楽しみの一つ。頑張ったご褒美があると思うと、ペダルを漕ぐ脚にも力が湧いてきます。

そして、ついに大門へゴール！しかし、旅はここで終わりではありません。弘法大師空海が開いた天空の聖地・高野山には、総本山金剛峯寺や奥之院など、見どころがたくさん。ヒルクライムの達成感とともに、その土地の歴史や文化に触れることで、サイクリングはより深く、思い出深いものになるはずです。

まとめ：テクニックと楽しむ心で坂を克服しよう

今回ご紹介した鈴さんのテクニックは、高野山だけでなく、あらゆるヒルクライムに応用できるものばかりです。重要なのは、無理のないペース配分、効率的な体の使い方、そして何よりもライドを楽しむ心です。

激坂を克服した先には、きっと素晴らしい景色と達成感があなたを待っています。鈴さんの華麗な登り方や、高野山の美しい風景をより詳しく知りたい方は、ぜひ動画もチェックしてみてくださいね。

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