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「高価なカーボンバイクだけが正解」だと思っていませんか?
ロードバイク選びの際、多くのサイクリストが憧れるのが軽量で高性能なカーボンフレーム。しかし、その価格は決して安くはなく、「レースで戦うにはハイエンドなカーボンバイクが必須」というイメージが先行しがちです。ですが、本当にそうでしょうか?技術の進歩は目覚ましく、最新のアルミロードバイクは、その常識を覆すほどの驚異的なポテンシャルを秘めているのです。
今回は、「打倒ハイエンド」を掲げ、実際のレースシーンでその実力が証明された一台のアルミロードバイクに焦点を当ててみましょう。
驚愕のコスパ!KhodaaBloom「STRAUSS RACE2」とは
今回、激戦の舞台となった東京都選手権ロードレース大会で投入されたのが、日本のブランドKhodaaBloom(コーダーブルーム)の「STRAUSS RACE2」です。このバイクの最大の特徴は、なんといってもその圧倒的なコストパフォーマンスにあります。
なんとフレームセット価格は141,900円(税込)。ハイエンドモデルが100万円を超えることも珍しくない現代において、この価格で本格的なレーススペックのフレームが手に入るというのは驚きです。フレームの素材には軽量なアルミ合金が採用され、部位によって厚みを3段階に変化させる「トリプルバテッド加工」により、剛性と軽量性を高い次元で両立。まさに、価格以上の性能を追求した一台と言えるでしょう。
レースで証明された「本物」の性能
「いくらコスパが良くても、レースで通用しなければ意味がない」そう思う方も多いでしょう。しかし、「STRAUSS RACE2」はその実力を東京都選手権という舞台で見事に証明しました。
レースでは、集団内での位置取りやアタックへの反応など、バイクの俊敏性が求められる場面が多々あります。このバイクは、ライダーのペダリングに即座に反応するアルミならではの剛性感とダイレクトな加速力を発揮。特に、コーナーからの立ち上がりや、ゴール前のスプリントといった勝負どころでその真価を発揮し、並み居る強豪選手たちを相手に堂々の5位入賞を果たしました。
この結果は、アルミフレームが単なる廉価版ではなく、乗り方次第で十分にカーボンハイエンドバイクと渡り合える戦闘力を持っていることを明確に示しています。
気になるインプレッション:アルミロードの真実
実際にレースを走ったライダーからは、その性能を絶賛する声が上がっています。
登りではフレームの軽さが際立ち、軽快なヒルクライムを実現。平坦路では、剛性の高さが生み出す推進力で、ハイスピードな巡航を可能にします。
一般的にアルミフレームは「乗り心地が硬い」と言われがちですが、レースという極限の状況においては、その硬さが路面からの情報を的確に伝え、バイクコントロールを容易にするというメリットにも繋がります。もちろん、ロングライドでの快適性ではカーボンに分があるかもしれませんが、「勝つ」ための機材として考えた時、このバイクの選択は非常に合理的だと言えるでしょう。
まとめ:賢い選択肢としてのアルミロードバイク
「STRAUSS RACE2」の活躍は、私たちにロードバイク選びの新たな視点を与えてくれます。高価な機材だけが速さの全てではなく、自分の目的や予算に合わせて最適な一台を選ぶことこそが、自転車ライフを豊かにする鍵なのかもしれません。
これからレースに挑戦したいと考えている方、トレーニング用のセカンドバイクを探している方、そして、コストを抑えつつも最高のパフォーマンスを求める賢いサイクリストにとって、このバイクは最高の選択肢の一つとなるはずです。
アルミフレームが持つ鋭い加速と、レースでのリアルな走り。その実力をぜひ映像で確かめてみてください。
