【ミニベロって実際どう?】タイヤが小さくてもなぜよく走る?ロードバイク初心者が誤解しがちな小径車の疑問を解決【EENOURイーノウ C1】
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「ミニベロは走らない」はもう古い?小径車が秘める驚きの走行性能とその魅力
おしゃれでコンパクトなミニベロ(小径車)。街で見かけるとその可愛らしいルックスに心惹かれますが、いざ購入を考えると「タイヤが小さいから、あまり進まないのでは?」「長距離は疲れそう…」と、ためらってしまう方も多いのではないでしょうか。そのイメージ、もしかしたら少し古いものかもしれません。実は、最近のミニベロは設計の工夫によって、ロードバイクにも劣らないほどの走行性能を秘めているのです。
今回は、多くの人が抱きがちなミニベロへの誤解を解き明かし、その本当の魅力と、なぜタイヤが小さくてもグングン進むのか、その秘密に迫ります。
なぜ「走らない」と思われがちなのか?
ミニベロが「走らない」というイメージには、いくつかの理由が考えられます。一つは、やはり「タイヤが小さい=ひと漕ぎで進む距離が短い」という直感的な印象です。また、過去に安価なシティサイクルタイプのミニベロに乗って、その走りの重さにがっかりした経験がある方もいるかもしれません。
しかし、スポーツタイプのミニベロは、これらの印象を覆すための「秘密兵器」を搭載しています。それが「ギア比」です。
驚きの推進力を生む「ギア比」の魔法
自転車がひと漕ぎ(クランク1回転)で進む距離は、タイヤの大きさだけで決まるわけではありません。「タイヤの周長 × ギア比」という計算式で決まります。ギア比とは、前のギア(チェーンリング)と後ろのギア(スプロケット)の歯数の比率のことです。
ミニベロはタイヤの周長が短いため、その分、前のギアを大きく、後ろのギアを小さくすることでギア比を大きく設定しています。これにより、ペダルを1回転させたときに後輪が何回転もするようになり、結果としてロードバイクと遜色ない距離を進むことができるのです。
つまり、見た目のタイヤサイズに惑わされず、このギア比の設定こそがミニベロの走行性能を測る上で非常に重要なポイントとなります。
ロードバイクにはない!ミニベロならではの3つの魅力
走行性能の秘密がわかったところで、ミニベロならではのメリットも見ていきましょう。
1. 抜群の漕ぎ出しの軽さ
タイヤが小さいことで、漕ぎ出しや加速が非常に軽快です。信号待ちからのリスタートなど、ストップ&ゴーが多い日本の街中では、このキビキビとした乗り心地が大きなアドバンテージになります。
2. 小回りの利くコンパクトさ
車体が小さいため、狭い路地でもスイスイと走り抜けることができます。また、自宅での保管場所を取らず、車に積んで旅先でサイクリングを楽しむ「輪行」にも向いています。
3. デザインの多様性
クラシックなものからスポーティーなものまで、デザインの幅が広いのもミニベロの魅力。自分のファッションやライフスタイルに合わせて、お気に入りの一台を選ぶ楽しみがあります。
まとめ:食わず嫌いはもったいない!ミニベロの可能性
ミニベロは「走らない自転車」ではなく、「街乗りに最適化されつつ、モデルによっては本格的な走りも楽しめる自転車」です。今回ご紹介したように、ギア比の工夫で走行性能はしっかり確保されています。例えば、油圧ディスクブレーキやカーボンフォークといった本格的なパーツを備えたモデルなら、サイクリングロードを駆け抜けることだって可能です。
「可愛いけど、走りも妥協したくない」そんなあなたのわがままを叶えてくれるのが、現代のミニベロなのかもしれません。その軽快な走りの秘密や、具体的なモデルの紹介については、ぜひこちらの映像もチェックしてみてください。きっと、あなたもミニベロの沼にハマってしまうはずです!
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WRITTEN BYFRAME編集部
FRAME編集部はロードバイク、MTB、ミニベロ、トライアスリートなど、全員が自転車乗りのメンバーで構成されています。メンテナンスなど役立つ情報から、サイクリングのおすすめのスポット情報、ロードレースの観戦まで、自転車をもっと楽しくするライフスタイル情報をお届けします。 https://d32v8g8s7t6j6r.cloudfront.net/mg/wp/


