高級グラベルロード『TOPSTONE CARBON』２車種を乗り比べ！異形サスペンションフォーク『Lefty』の実力とは？専門家が解説【cannondale/キャノンデール】

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グラベルロード選びの新基準！キャノンデール「Topstone Carbon」はサスペンションあり？なし？

近年、ロードバイクの軽快さとマウンテンバイクの走破性を両立した「グラベルロード」が、サイクリングの楽しみ方を大きく広げています。舗装路から未舗装路まで、道を選ばずに冒険できるのが魅力ですが、その選択肢の多さに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
特に、「サスペンションは本当に必要なのか？」という疑問は、多くのライダーが抱く永遠のテーマかもしれません。そんな中、独自の革新的なテクノロジーで注目を集めているのが、キャノンデールの『Topstone Carbon』シリーズです。今回は、性格の異なる2つのモデルを比較しながら、あなたに最適な一台を見つけるヒントを探ります。

リアサスペンション「KingPin」が生み出す快適性

まず、Topstone Carbonシリーズに共通する最大の特徴が、リアに搭載された「KingPin（キングピン）」サスペンションシステムです。これは、シートチューブとシートステーの接合部に設けられたピボット（回転軸）によって、フレーム後部が最大30mmしなるという独創的な機構。複雑なリンクやショックユニットを使わないため、軽量かつメンテナンスフリーでありながら、路面からの不快な突き上げを効果的に吸収してくれます。このKingPinシステムが、Topstone Carbonのシルキーで快適な乗り心地の土台となっているのです。

乗り比べてわかる！2つの個性的なモデル

今回は、そんなTopstone Carbonシリーズの中から、キャラクターが明確に異なる2台をピックアップして比較してみましょう。

1. Topstone Carbon 4：オンロード重視の快速オールラウンダー

こちらは、フロントにリジッドなカーボンフォークを採用したモデルです。リアのKingPinシステムによる快適性はそのままに、フロントフォークが軽量なため、漕ぎ出しの軽さや登りでの軽快感が際立ちます。オンロードでの巡航性能も高く、ロードバイクのようなスピーディーな走りも得意。週末のサイクリングで舗装路をメインに走りつつ、時々景色の良い砂利道にもチャレンジしてみたい、といった使い方に最適な一台です。まさに「万能」という言葉がふさわしい、バランスの取れたグラベルロードと言えるでしょう。

2. Topstone Carbon 2 Lefty：常識を覆す走破性のグラベルモンスター

一方、こちらはキャノンデールの代名詞とも言える片持ちサスペンションフォーク「Lefty Oliver（レフティ・オリバー）」を搭載したモデル。30mmのトラベル量を持つフロントサスペンションが、荒れたグラベルやトレイルでも路面に吸い付くような安定感とコントロール性をもたらします。リアのKingPinとフロントのLeftyが連携することで、他のグラベルロードとは一線を画す圧倒的な走破性と快適性を実現。まるでマウンテンバイクのような感覚で、よりアグレッシブにオフロードを楽しみたいライダーにおすすめです。その個性的なルックスも所有欲を満たしてくれること間違いありません。

あなたのスタイルに合うのはどっち？

どちらのモデルも素晴らしいバイクですが、選ぶべき一台はあなたのライディングスタイルによって決まります。

• オンロード走行が8割以上で、快適なロングライドやツーリングを楽しみたいなら「Topstone Carbon 4」
• グラベルや林道など、オフロード走行を積極的に楽しみたい、最高の走破性を求めるなら「Topstone Carbon 2 Lefty」

また、キャノンデールは最近、オンラインストアを終了し、専門知識を持つ特約店での販売に注力する方針を発表しました。これは、購入前の相談からアフターサービスまで、ユーザーがより安心して質の高いサポートを受けられる体制を整えることを意味します。こうしたブランドの姿勢も、バイク選びの安心材料になりますね。

まとめ：百聞は一見に如かず！

キャノンデールの『Topstone Carbon』シリーズは、KingPinシステムを軸に、ライダーの求めるスタイルに合わせて最適な選択肢を提供してくれる懐の深いグラベルロードです。特にLeftyフォークがもたらす衝撃的な乗り心地は、言葉だけではなかなか伝えきれません。
それぞれのモデルが実際にどんな走りを見せるのか、そしてLeftyフォークが路面の凹凸をいなす様子を、ぜひ映像で確かめてみてください。あなたのグラベルロード選びの概念が変わるかもしれません。
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