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ロードバイクの巡航速度、伸び悩んでいませんか?
ロードバイクに乗り慣れてくると、「もっと速く、もっと楽に長距離を走りたい」という欲求が湧いてくるものです。特に、平坦な道での巡航速度がなかなか上がらない、30km/hを超えると途端にキツくなる…そんな悩みを抱えているサイクリストは少なくないでしょう。その解決策として最も効果的なカスタムの一つが「ホイールのアップグレード」です。
今回は、数あるホイールの中から「平地巡航」に焦点を当て、ワイズロード川崎店のプロが厳選した3つのモデルを徹底解説します。選定の基準は、「30km/h以上の速度域で楽に走れる空力性能」「横風への耐性」「コストパフォーマンス」という、現実的で重要なポイント。あなたの走りを劇的に変える一本が、この中にきっと見つかるはずです。
プロが厳選!巡航速度を向上させるホイール3選
それでは、早速プロがおすすめする3つのホイールを見ていきましょう。それぞれに異なる特徴と魅力があり、ライダーのスタイルや目的に合わせて選ぶことができます。
1. MAVIC COSMIC S 42 DISC:初めてのカーボンホイールに最適な万能モデル
「最初のアップグレードで失敗したくない」という方にまずおすすめしたいのが、MAVICの「COSMIC S 42 DISC」です。42mmという絶妙なリムハイトは、平地での空力性能と、登りや漕ぎ出しでの軽快さのバランスに優れています。高すぎるリムハイトは横風の影響を受けやすくなりますが、このモデルなら安心して平地巡航を楽しめます。
また、MAVICが誇るUSTチューブレス技術により、タイヤの着脱が非常にスムーズなのも大きな利点。メンテナンス性の高さは、日々のライドで大きな安心感につながります。さらに、スポークテンションを均一化する「Infinityハブ」がもたらす高い剛性感は、ペダルに込めた力を逃さず推進力に変えてくれます。約15万円という価格帯ながら、確かな性能と扱いやすさを両立した、まさに優等生と呼べるホイールです。
2. SHIMANO WH-R8170-C50:レース志向の本格エアロ性能
より高い空力性能を求め、レースでの活躍も視野に入れているライダーには、SHIMANO ULTEGRAグレードの「WH-R8170-C50」が最適です。50mmハイトのリムは、最上位グレードDURA-ACEと同じ「D2リム」形状を採用。向かい風だけでなく、斜めからの風(ヨー角)まで考慮して設計されており、あらゆる角度からの風を味方につけて高速巡航を維持します。
SHIMANOコンポーネントならではの信頼性も魅力。特に、フリーボディには耐久性の高いスチール製(105グレードと共通)を採用することで、コストを抑えつつも長期間にわたる安定したパフォーマンスを約束します。価格は約17万円前後。DURA-ACE譲りの圧倒的なエアロ性能を、より身近に体感できるコストパフォーマンスに優れた一本です。
3. FULCRUM WIND 57:トレンドを凝縮した最先端ワイドリム
最新のトレンドを取り入れ、最高のパフォーマンスを追求したいならFULCRUMの「WIND 57」が筆頭候補になります。モデル名が示す通り57mmという高いリムハイトを持ちながら、リム内幅23mmというワイド設計が最大の特徴です。これにより、28Cなどの太めのタイヤを装着した際にタイヤとリムが一体化し、理想的なエアロ効果と優れた乗り心地、グリップ力を発揮します。
さらに注目すべきは、リムの外周にスポークの穴がない「2WAY-FIT」技術。これによりリムテープが不要となり、軽量化はもちろん、チューブレス運用時のエア漏れトラブルのリスクを大幅に低減します。約20万円という価格帯ですが、最新の設計思想が凝縮された性能は、平地での独走でライバルに差をつけたいライダーにとって最高の武器となるでしょう。
まとめ:あなたの走りを変える一本を見つけよう
今回ご紹介した3つのホイールは、それぞれ異なるアプローチで平地巡航の高速化を実現します。
- MAVIC COSMIC S 42 DISC:バランスと扱いやすさを重視する、初めてのアップグレードに。
- SHIMANO WH-R8170-C50:レースでの勝利を目指す、コストパフォーマンスに優れたエアロ性能を求めるライダーに。
- FULCRUM WIND 57:最新トレンドと最高の空力性能を追求し、太めのタイヤで快適な高速巡航を楽しみたい方に。
ホイールを交換すれば、あなたのロードバイクは全く新しい次元の走りを見せてくれるはずです。各モデルのさらに詳しい解説や、プロならではの視点でのインプレッションは、以下のリンクから映像でご覧いただけます。ぜひ、あなたのホイール選びの参考にしてみてください。
