さて、総合優勝の最有力候補だが、やはりヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)とナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)の名を挙げておかないといけないだろう。ニーバリは直前のツアー・オブ・クロアチアで総合優勝を果たし、好調ぶりをアピールした。一方のキンタナも直前のブエルタ・アンダルシアで最難関ステージを制し、個人総合でも2位でフィニッシュ。やはり、仕上がりはほぼ完璧だ。
優勝候補筆頭ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)。2014年のジロの総合優勝者だ (C)RCS Sport 2016年のジロの総合優勝者ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)。今年はバーレーン・メリダを率いて2連覇を狙う (C)RCS Sport
あえて、どちらがより強いのかを決めるとしたら、僅差でキンタナに軍配を上げたい。バーレーン・メリダもモビスターもどちらのチームもアシスト陣も分厚い。しかし20日間の長丁場のレースともなると、長年同じ釜の飯を食ってきたモビスターと新生チームのバーレーン・メリダとでは、前者の方が色々な意味でチームが上手く機能するのではないだろうか? さらに、キンタナはアシストなしでも一人で動けるタイプの選手だが、ニーバリはどちらかというとアシストの助けを借りて強さを発揮する選手だ。キンタナの方が、より有利な要素が揃っているような気がする。