今田 イマオ
どうもイマオです!
春になると初心者向けのロードレースが各地で開催されます。「
えっ!初心者でもロードレースに参加できるの?」思った方も多いのではないでしょうか!?
初心者でも参加できます!!
そこで、元は「
ゆるぽた勢で体重80kgあった」のに、今ではロードレースにどっぷりハマり。現在では、
サラリーマンロードレーサーとして「レガルスイ・イナーメ信濃山形」に所属。
松尾 遊選手に
ロードレースの魅力と注意点についてお聞きしたのでご紹介します。
実業団に入るまで気づけなかった伝えたいこと
▲レガルスイ・イナーメ信濃山形所属:松尾遊選手
「実業団に入って2年目なんですが、
実業団に入るまでは気づけなかった事や趣味や遊びでレースにでる人こそ、注意した方がいいポイントがあるのでご紹介します」
「また、実業団選手と聞くと元々速いイメージがあると思われがちですが、
ガチでやる以前は体重MAX80kgあった時期もあり、自分が初心者の時に知っておけば良かったことなど含めてお話したいと思います!」
初心者でもロードレースに参戦!?どんなレースがあるの?

まずは主なレースとして、エンデューロ、クリテリウム、ヒルクライムの3つがあります。
1.エンデューロ:長時間に及ぶ耐久レース。イベントの内容にもよりますが、2時間~8時間以上に及ぶ耐久レースです。ソロやチームでの参加が可能です。勝敗は時間内にコースをどれだけ沢山、周回したかで決まります。周回数が同じ場合は、ゴールしたタイムが速い順で決まります。
2.クリテリウム:主に駐車場や公園、市街地など公道を利用しての自転車レースです。1周1km~3kmの短い周回コースを決められた周回数走り、いち早くゴールするか勝敗を決めます。遅い人は足切りがある、残った上位で最後の周回まで競います。
3.ヒルクライム:登坂競技。 山や丘陵の上り坂に設定されたコースを走るタイムレースです。
エンデューロの魅力ってなんですか!?
▲松尾 遊選手
ソロでもチームでも参加でき楽しめるのがエンデューロです!
自分にとって
エンデューロの魅力は2つあります。
1つは
チームで参加する楽しさがあります。特に初心者だと1人でレースに参加するのは、メンタル的にもハードルが高いですが、友達や同じ趣味仲間と走れるのは魅力的です!!
2つめは、仲間と協力して
レースを展開する面白さです。一人の時と違って、仲間の脚質だったり得意なコースだったり、女性が1人チーム内にいるだけで、戦略が変わってくるのも面白いです!!
▲9極の耐9in筑波サーキット - ツール・ド・ニッポン
また、勝って表彰台に登れた時は、みんなで勝利を味わえるのも魅力的です。大人になって賞をもらえる
成功体験は、いつまで経っても忘れられません!
初心者でソロで参加するのもいいですが、ソロで参加する人は脚に自身がありガチな人が多いので、最初は友達や仲間を見つけて参加すると「楽しい」から入れるのでおすすめです。
クリテリウムの魅力ってなんですか!?
▲松尾 遊選手
実はエンデューロに比べると
クリテリウムが苦手なんです(笑)
レース自体も15分ほどで終わり短いです。短いレースほど強度が高く、展開も早いのでリスクも上がります。また、クリテリウムの特徴として
180度コーナーがあるので事前にカーブ練習しておくといいです。
自分の実力を確かめたり、駆け引きなど少しでも本格的なレースを味わうなら、クリテリウムの緊迫感や最後の
スプリント勝負は興奮します。
短いレースですが、今の自分の実力を知るのにも学ぶことが多いです。
初心者は「
カテゴリー分け」をしてくれているイベントもあります。
例えば、大磯クリテリウムだと、
【脚力別カテゴリー】【年代別カテゴリー】【女性カテゴリー】【特別種目】と大きなカテゴリーがあります。そこから、各カテゴリーの中でさらに細かくレベル分けされているので、初心者でも安心して参加できます。
【脚力別カテゴリー】
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ピュアビギナー8周:スタートから規定周回は集団をキープして集団走行練習、その後レーススタートする真のビギナー向け、自転車レースイベントに初めて参加する方、集団走行の経験が少ない方または集団走行に不安のある方
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ビギナー10周 :自転車レース経験の少ない方、おもに週末しかスポーツバイクに乗らない方
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スポーツ12周:レース経験が2年以上、年間5レースのロードレース(ヒルクライム以外)を走っている方、平日もスポーツバイクに乗っている方
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ミディアム15周:実業団E3、レース経験が3年以上かつ年間5レース以上ロードレース(ヒルクライム以外)に参加している方、平日もトレーニングを行っている方
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エキスパート20周:実業団E2からE3、JCRC Aクラス、Bクラス上位者、ハードにトレーニングを行っている方
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エリート30周 :Jプロツアーライダー、実業団E1カテゴリー、各地のホビーレース等で入賞経験がある方、偶数月は、ポイントレース方式で実施
※詳しくは公式サイト:
株式会社ウォークライドをご覧ください
▲松尾 遊選手
自分のレベルに合った枠で出場するといいです。
ヒルクライムは出たことがないので、割愛させてください(笑)
速くないとレースに参加する資格はないですか?

実業団が参加するようなガチレースでなければ、速くなくても初心者で十分に楽しめます!!
次に楽しく安全に走る為のポイントについてお話します!!
レースを楽しむ為に怪我や事故、落車を起こさない為の注意点

実業団に入るまで
気がつかなかった事や、もっとこうしていれば良かったなどレースに参戦する前に、
事前準備と確認などの注意点があるので紹介します。
特に
仕事や家庭がある人ほど、怪我や事故、落車を起こさないようして欲しいです。
最悪の場合、
死に至る可能性もあります。
これは初心者だけでなく、レースに参加している全員が気をつけて欲しいポイントです。
トラブル回避はレース前の事前確認と準備が大切!?
チェックポイント
1.直前に適正空気圧は入れましたか?
2.適正空気圧はわかっていますか?
3.コンディションによって空気圧を替えていますか?
4.クイックリリースは緩んでませんか?締まってますか?
5.ブレーキアーチは降りてますか?
6.ブレーキシューは摩耗していませんか?
7.ブレーキは止まることができますか?
8.ネジは締まっていますか?
9.チェーンは正しく張られていますか?
10.タイヤは摩耗していませんか?
11.タイヤに突起物が刺さっていませんか?
12.バルブが曲がっていませんか?
13.古いチューブは使っていませんか?バーストの恐れはありませんか?
14.変速は正しい位置で変速していますか?
15.足回りから異音はしませんか?
16.汚れが酷くありませんか?
17.ワイヤーは正しく張られていますか?
18.オイルを正しくさしてますか
レース前には必ず、ご自身または専門店で車体に問題がないか異常な箇所はないか確認しておきましょう!
メカトラの原因だけでなく、メカトラによる落車リスクが考えられます。
自転車は命を預ける大切なパートナーなので、整備不良がないか点検しておくことが大切です。
メンタル・忘れ物チェック
チェックポイント
1.前日は寝れましたか?
2.飲酒していませんか?
3.体にお酒は残っていませんか?
4.体調は万全ですか?
5.ギリギリで家を出ていませんか?
6.忘れ物はありませんか?
7.ヘルメット持ちましたか?
8.シューズは持ちましたか?
9.サイクルウェアは上下で持ちましたか?
10.グローブは持ちましたか?
11.アイウェアは持ちましたか?
12.ボトルは持ちましたか?
13.工具は持ってますか?
14.交換用のチューブ、タイヤは持ちましたか?
15.タイヤレバーはありますか?
16.クリートは摩耗していませんか?
17.エントリーできていますか?
18.当日、時間に間に合いますか?
19.交通手段はなんですか?
20.天候はどうですか?
レースの前段階で、
フィジカル面がボロボロだとレース中に必ず注意力が散漫になり事故を起こしやすくなります。心身ともに健康な状態でいることがトラブル回避に繋がってきます。
また、一番多いのが
忘れ物です。借り物では、自分の力を十分に発揮することはできません。むしろ、普段とは違う慣れていない物を身に付けることで、操作を誤ったり落車などのトラブルの原因にもつながります。
特に忙しいサラリーマンほど、
時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
レース直前の注意点
ハンガーノックの原因にもなるので、レース前には少し食べ物を摂取しておきましょう。また、必ず試走するようにしましょう。頭にコースが入っていないと、とっさの判断に遅れが生じるので、試走できる余裕を持ってレースに参戦しましょう。
集団走行での注意点
▲初心者は無理に集団走行しなくていい
はじめてのレースで、はじめて集団走行する人達をみて「
グループに混ざって走ろう」と思う人もいますが、
初心者は無理して、集団走行する必要はありません。集団走行の練習をしたことがない人が、無理にグループに入ってしまうと
速度差が出てしまい追突、落車の原因になります。

また、集団にいた場合で千切れてしまった際、周回遅れになっているのにも関わらず「
脚が回復した」からと集団に戻る人がいます。一度千切れてしまっている時点で「
脚がない」ので、高速で走り続けている集団に戻るのは速度差が出て危険です。
必ず最後までついて行ける場合のみ、集団のグループに入るようしましょう。
チェックポイント
1.無理に集団に入らない
2.集団走行中に疲れたからと速度差が出てしまうと事故の原因になる
3.慣れていない人が引く集団には入らない
4.危ないと思ったら集団から離れる勇気も必要
5.脚に余裕があれば先頭に出て危険回避のために逃げ先行もあり
6.疲れてくると下を向きやすいので下やサイコンは見ないで前を見る
7.コーナー練習は事前にしておくこと安心
エンデューロの場合、「
キープレフト」といって遅い人は左によって走ります。
クリテリウムの場合は、速さが正義なので右からでも左からでも抜くことができます。
180度カーブあるクリテリウムの場合、事前に
カーブの曲がる練習をしておくといいです。
レース中の補給食摂取のポイント
▲実はこんなにあった補給食!!
耐久レースやコースが長いレースは、補給食を選ぶ所から
勝負が決まっていると言っても過言ではありません。
疲れていないときは固形物を摂取できますが、ロードレースの終盤は
心身ともに疲弊していているので固形物が喉を通らなくなります。食べる順番が非常に大切になってきます。
また、ハイカロリーの物を摂取しないといけないと思われがちですが、ハイカロリーな物は糖分が多いので、
逆に調子が悪くなることもあります。減った分を正しく摂取できるようになるといいです。
参考記事はこちら
松尾 遊選手の愛車はこちら
プロフィール
80kgあった体重を、ダイエット目的で始めたズイフトで月1200km走り最高57kgまで減量に成功する。
そんな頃に仲間と出場したエンデューロにはまり、表彰台からみる景色(成功体験)を味わってから、本格的に実業団に入り「Jエリートツアー」にロードレースに参戦するようになる。
体重が落ちただけではレースに勝てないことを学び、失敗を経験して勝てる為のトレーニングに励むようになる。サラリーマンロードレーサーとして、日本のロードレースの最高峰でもあるJPT(ジャパンプロチーム)を目指す。
※初心者から未来のプロを目指すライダーのために「
Jエリートツアー」があります。段階を踏んだレベルアップが可能です。
最後に
いかがだったでしょうか!
松尾選手が実際に体験した失敗経験を通して、ロードレースの魅力や注意点を学ぶことができたのではないでしょうか。
皆さんも温かくなり新たな挑戦(ロードレース)に参戦する方は、是非、怪我なく事故なく落車なく表彰台を狙って欲しいと思います!!
撮影協力場所:サイクルカフェ「トルク スパイス&ハーブ」(渋谷ストリーム)