SHIMANOは、パリ〜ルーベ4連覇という史上初の偉業への挑戦を目前に控えたマチュー・ファンデルプールを主役とした新作ショートフィルム「This is Home」を公開した。本作は、ロード・シクロクロス・マウンテンバイクという三つのジャンルを横断し、現代の自転車競技を象徴するチャンピオンの「ホーム」に迫る作品だ。
勝利の背景に宿る「ホーム」
「This is Home」は、表彰台や歓声から視点を離し、ファンデルプールの走りを形づくる日常と原風景にフォーカスしている。撮影は、彼が「ホーム」と呼ぶベルギー・アントワープ周辺、そしてスペイン・モライラのトレーニングルートで行われた。反復される登坂、一定のリズム、同じ道を何度も走り続ける行為の中に、世界最高峰のパフォーマンスを支える哲学が映し出される。
フィルムには、パートナーのロクサーヌ・ベルテルス、愛犬ローラと過ごすオフの時間も収められており、競技者としてのファンデルプールではなく、ひとりの人間としての素顔が伝わってくる。卓越した才能が安心感と支えを得る場所──それが彼のホームであり、強さの源泉だ。
世代を超えるレガシーと、自身の哲学
ファンデルプールは、自転車競技の名門一家に生まれた。祖父レイモン・プリドールが体現した不屈の精神、父アドリ・ファンデルプールが示した規律の哲学。そのレガシーを受け継ぎながら、マチューは独自のスタイルで時代を定義してきた。シクロクロスでは遊び心をも感じさせる圧倒的な強さで世界選手権を制し、ロードに転向してからもパリ〜ルーベをはじめとするモニュメントで勝利を重ねた。ツール・ド・フランスでもその直感と大胆さでステージを活気づけ、今や現代サイクリング界を代表する存在となっている。
「This is Home」シリーズ – SHIMANOが語るアスリート哲学
SHIMANOにとって「This is Home」シリーズは、単一のレースに勝つことではなく、無数の小さな日々の積み重ねによってパフォーマンスが築かれるというアスリートとの共有哲学を体現した作品群だ。ジャクソン・ゴールドストーン(100万回再生)、タニー・シーグレイブ(45万回再生)など、各界を代表するライダーをフィーチャーしてきたシリーズの第16作目となる今作は、「Anytime」「unReal」など数々の成功作で知られるAnthill Filmsが制作を担当した。
なお、フィルム内でファンデルプールが使用しているSHIMANO製品は以下のとおり。
- DURA-ACE R9200 グループセット
- XTR M9200 グループセット
- DURA-ACE R9200 ホイール
- XTR ホイール
- S-PHYRE フットウェア
「This is Home – Mathieu van der Poel」はSHIMANO公式YouTubeチャンネルおよびグローバルSNSにて現在公開中。パリ〜ルーベを前に、チャンピオンの原点を垣間見ることができる一作だ。
