見落としがちなクリートとサイコンの電池
最近ショップでみてもらったし、愛車の調子はばっちり。いざビッグライドに挑戦! よしよし、変速もブレーキも調子いい――。ところが、クリートがすり減っていて、途中からペダルがハマらない…。
個人的にはかなり頻度の高いトラブルだと思っています。輪行するときに必ず換えのクリートを持っておき、電車の中でチェックすることを習慣にしている友人がいるほどです。クリートはわりと交換頻度の高めな消耗品ですから、普段から予備を用意しておきましょうね。
スピードプレイのペダルを使っている場合、たまに起きて非常に困るトラブルは、ライド中にクリートの中にある「Cリング」が折れてしまうというもの。これもひとつ予備を持っておくと安心です。単体では売っていませんので、予備クリートのものをひとつ外して持っておくといいでしょう。
サイコン(サイクルコンピュータ)の電池も忘れがちな消耗品です。せっかくのライドなのに、電池が切れて途中から記録が録れないのはモチベーションが下がってしまいますから、予備を持っておきましょう。同じ理由で、USB充電式のGPS用にモバイルバッテリーを持って走るのもおすすめです。ライトやスマホにも充電できますからね。
クリートとアクセサリーの電池。この2つが、慣れた人でも見落としがちな二大消耗品だと、僕は勝手に思っています。その他、チェックすべき消耗パーツを見ていきましょう。
ゴムパーツはすべて消耗品
ゴムでできたパーツは交換サイクルの早いパーツ類です。タイヤ、チューブ、ブレーキシュー。この3つは代表的な消耗パーツですね。タイヤとブレーキシューは日頃から目視で摩耗具合をチェックしてください。土はゴムの劣化を早めますので、保管時は汚れを落とすようにしましょう。
このほか、シフトレバーのブラケットフードもゴムでできてますね。2〜3年使ったら交換しましょう。何年か乗って、ここがテカテカしてきたなと言う人は、交換を検討してください。
摩耗する駆動系もチェックしょう
チェーンを含め、チェーンが触れる箇所はすべて摩耗していく消耗パーツです。チェーンの交換時期を調べる方法については、以前にこの連載で触れましたので参考にしてください。スプロケットやチェーンリングも徐々に摩耗していきます。数年は使えますが、いずれは交換が必要になります。リアディレイラーのプーリーは樹脂でできており、チェーンに削られて摩耗しやすいパーツです。交換すると変速性能も良くなるので、チェックすべきポイントです。こまめなチェーン洗浄は、これらの駆動系のパーツの寿命を延ばすことにつながりますので、面倒がらずに定期的に行ってくださいね。
リムテープの使用期限は1年
リムの内側でチューブを保護するリムテープも、定期的な交換が必要な消耗パーツです。交換を怠るとパンクのリスクを高めてしまいます。年に一度は交換してあげましょう。ホイールごとに適合する幅が決まっており、価格は500~1000円ほどです。タイヤ交換のときなどリムテープが露出したときは、ズレいていないか、凹んでいないかなど、状態をチェックしてください。ホイールによってはリムテープが使われていないものもあります。
その他の消耗パーツ
よくボロボロのバーテープで走ってる人を見かけますが、みっともないので定期的に交換してあげましょう。交換作業は、ビギナーの方でも自分で試していいと思います。はじめは上手くできないと思いますが、ボロボロの状態よりはマシですし、いろんな厚さや素材、色を試すことで好みのバーテープを見つけられるでしょう。
ワイヤー類も消耗品です。年に一度のオーバーホールの際に、ショップで交換してもらうのがオススメです。その他、サドルやペダルも案外交換サイクルの早いパーツです。ペダルはガタがとれなくなったら寿命です。サドルは分かりにくいですが、手で押して頼りないへこみ方をするようならへたっているので交換を検討してください。2年に一度、よく乗る人ならば年に一度交換しましょう。バーテープとブラケットフード、それにサドルとペダルなどの直接身体が触れるパーツは乗り味に直結しますから「ちょっと早いかな」と思うぐらいで交換してあげるのが、気持ちの良いバイク運用のコツです。
消耗パーツまとめ
今回紹介した消耗パーツは以下の通りです。使い方によって差はあるかと思いますが、交換頻度の高い順に並べてあります。- タイヤ(高)
- チューブ(高)
- クリート(高)
- ボタン電池(高)
- バーテープ(高)
- チェーン(中)
- ブレーキシュー(中)
- リムテープ(中)
- ワイヤー類(中)
- プーリー(中)
- サドル(中)
- スプロケット(低)
- ブラケットフード(低)
- ペダル(低)
- チェーンリング(低)
監修:サイクルアシスト オオバ 大場忠徳
